【現役医師が解説】包茎手術でペニスの皮を取り過ぎたらどうなる?
この記事の目次
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元神医師:包茎や早漏治療などのペニスの悩みを発信している「Dr.元神チャンネル」主宰。
萩原靖洋:美容クリニック業界でカウンセラーとして25年のキャリアを持つカウンセラー。
包茎手術でペニスの皮が足りなくなってしまう事もある
萩原:こんにちは。ナビゲーターの萩原です。
元神先生:ドクターの元神です。
萩原:さて元神先生、古くからですね、他のクリニックで受けた包茎手術後の修正依頼、多くありますね。
元神先生:ありますね。
萩原:まぁ相談だけっていうケースも多いですが、実際修正手術を受ける方も結構いらっしゃいます。内容としては、これ、イラストをちょっと出しますけれども、皮が2色に包茎手術によって分かれてしまっている。環状切開と呼ばれる方法なんかで受けて、2色にハッキリ、ピンクと茶色に分かれてて、ツートンカラーと呼ばれる状態になっているとか、あるいはここの傷がすごく盛り上がって目立つとか。
元神先生:そうですね、大抵この傷ってこう盛り上がってるんですよね。こうね、やっぱり。
萩原:それって体質ですか?それとも縫い方?
元神先生:いやー縫い方とか、要するに円の周径があまりにも合っていないというか、そうするとこう盛り上がって治るんですね。
萩原:なるほどなるほど。こうギザギザにこう尖ったような感じになりますね。で、手術を受けたにも関わらず皮が余ってる、なんていうものもありますが、その中にですね、要は包茎手術受けて皮が以前よりも短くなってるんですけれども、取られすぎて皮が足りなくなったというものがあります。
元神先生:あります。
ペニスの皮が足りないトラブル
萩原:勃起すると皮が足りなくて、十分に長さがでない、勃起にしないという、これはかなりトラブルですね。
元神先生:そうですね。
萩原:包茎手術を受けたことによって勃起しなくなってしまうとか、あるいは感覚なくなるという心配はないので、そこは安心して欲しいんですが、この勃起すると皮が足りなくなったというトラブルは、包茎手術を検討する中で一番心配すること、不安なことだと思いますね。
元神先生:そうです。まぁまともなクリニックだったら最近はないとは思うんですけどね、さすがにね。
皮が足りなくなる原因は?
萩原:これそもそも、なぜ皮が足りなくなるトラブルが起きるんですか?
元神先生:まぁ皮の取りすぎでしょうね。
萩原:単純に、純粋にそういう。
元神先生:取ってる場所の皮も良くないんだと思いますね。根本の皮ってやっぱり伸びが悪いですから、あんまり下の方の皮を取り過ぎちゃうとつっぱった感じは出やすいでしょうね。
萩原:なるほど。この内板という部分をとって、できるだけこの外版という伸び縮みしやすいところを残しておくことがよいということ。
元神先生:そうですね。
萩原:ただ、まぁ先生も手術の時にペニス引っ張りますけれども、勃起時を想定して皮の伸び率も見ながらデザインしますよね。
元神先生:はい。
萩原:それが足りない?甘い?
元神先生:甘い、というか知らない、というか。
萩原:知らない。やるなよそんなの!なるほど。単純にそういうことなんですね。
元神先生:そうですねー…
萩原:普通は起こり得ないんだけれども、言ってもゼロじゃないじゃないですか。
元神先生:ありますね。
皮の取りすぎは時間が経てば治る?
萩原:ありますよね。はい。で、これは時間が経てば解決するんでしょうか?
元神先生:あの唯一救いはですね、皮って伸びるんですよ。なんで、皮を伸ばしていくようなことをしていけば治りますけど、ただしですね、自分ではなかなか難しいです。自然にはなかなか難しいですね。
萩原:じゃあ勃起、日々勃起して、マスターベーションして、セックスをしてってなっても…
元神先生:まぁそれで多少のつっぱり感とかは少し改善はしてしますけど、やっぱりかなり時間はかかるので、当院で皮が足りないような状態が患者さんが修正して欲しいって言った場合は、専用の器具があるんですよ、実は。半年から1年間くらいその専用の器具をもう先に使っていただくんです、手術の前に。そうすると、皮が伸びますので、それから修正手術を行ってますね。
萩原:なるほど。いわゆる包皮を伸ばす器具ですね。
元神先生:あ、そうですね。器具があるんですよね。亀頭に器具を当てはめて、牽引するんですよね、要するに皮が伸びるように。
萩原:はい。引っ張るということですね。キャップみたいな先に金具が付いてて、太ももにサポーターで巻いたり、あるいは重りを付けたりなんていうことがありますけれども、それによって皮を伸ばしていく。期間的にはどんなもんでしょう?
元神先生:大体半年とか1年とかそういった期間は必要になってきますね。
萩原:家にいる間はもうずっとそれを付けている感じですね。そうすると今でも先生そういった患者様、実際に器具を提供して修正をしたっていう経験がおありかと思いますけれども、結構皮は伸びるものですか?
元神先生:皮は伸びます。
萩原:結構パンパンに、こうつっぱってる感じ?
元神先生:あのー最初の状態ではそういう状態ですけども、皮を伸ばすことによって十分が余裕が出てきますね。
萩原:なるほど。僕自身も23歳の時に受けて、術後2ヶ月ぐらいつっぱり感があったんですが、性行為してるうちに馴染んでいったんですが、やっぱりそれではどうにもならないっていう人たちが器具を使う、これはもう自然に馴染ませていくよりも、はるかに早いスピードで皮に余裕が出てくるものですか。
元神先生:そうですね、はい。
萩原:なるほど。ちょっと、余るぐらいな感じですか?
元神先生:余るぐらいにすることも可能ですね。
萩原:なるほど。その余裕が出てくるということは、さっきツートンカラーの話をしましたけれども、ツートンカラーの状態を治す時ってもう1回切りますよね。でも余裕がなければ切れないですよね。
元神先生:そういうことです、はい。
萩原:その場合も、今の皮を伸ばす器具を使って余裕を持たせて、もう1回包茎手術をやることも可能ですか?
元神先生:そうです、そういうことです。どうしてこういう機械があるかというと、海外では生まれた時に割礼といって、宗教のことで包茎を治しちゃうとかいうのがありますけど、もう「どうしても元に戻したい」っていう一部の変わっている人たちがいるんですけど、そういう人たちのためにあるんですよね。また、包茎に戻すための器具です。
萩原:産まれながらにして手術されちゃったけど、包茎に戻りたいということですか?
元神先生:そうです。
萩原:ある意味贅沢な悩みですね。いいじゃんって思うんですけど。あ、そのために出来てるんですね。
元神先生:出来てるんです。
萩原:あぁ、そうなんですね。元神先生のクリニックでも器具自体は販売してますね。着け方とかの指南をして半年から1年ぐらいは使ってもらう。そう考えたらでも先生、半年1年って長いです。
元神先生:長いですね。
包茎手術で後悔しない為にはクリニック選びが大切
萩原:結果そういう遠回りになるぐらいであれば、最初からちゃんと選ぼうよっていうことですね。
元神先生:まぁそうです。
萩原:やっぱり相談、月に1件2件ぐらいは問い合わせがあったり…
元神先生:そうです。こうやって包皮を伸ばしてまで修正しているドクターっていうのは僕ぐらいしか思い当たらないですけど、僕が考えたんですけども、他の病院ではどうしようもないと言われて突っ張り返されたとか、そういう話を聞きますけど、そういう方にもどうにか手術できないかと思って調べて、そういう道具があることを知って、今実際患者さんに使っているところですね。
萩原:聞いてらっしゃる方の中には「そんな機械あんの!?」っていうふうに思う方もいらっしゃるぐらい、非常にマイナーな治療だしマイナーな器具なんですけれども…
元神先生:医者も知らないです。
萩原:あははは。そうですね。なので、実績ありますから、もしそういったご心配のある方は、先生ご相談いただきたいですね。
元神先生:はい。
まとめ
萩原:分かりました。今回は包茎手術の中でも最悪の結果とも言えます。勃起したら皮が足りなくなってしまった状態を改善する治療を元神先生に解説していただきました。治ると?先生。
元神先生:治ります。
萩原:治ります。はい。ありがとうございました。
元神先生:ありがとうございました。

医師 元神 賢太

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