【白いカスの正体?】カンジダ性包茎とは?プロが教える原因とリスク

カンジダ性包茎, 包茎の種類

当院では炎症によって皮がむけにくくかつ白いカスがたまる包茎を、「カンジタ性包茎」と呼びます。カンジタ性包茎は、仮性型からカントン型へ、さらに真性型となっていくため早い段階での治療が望ましい症状になります。

カンジダ性包茎とは?

カンジタはカビ(真菌)の一種で、皮膚や口の中などにだれもが持っている常在菌です。普段は炎症を起こしたりする事はありませんが、マスターベーションやセックスなどで包皮や亀頭が傷付いたことが原因で感染することがあります。

包茎は不潔になりやすいため、亀頭や包皮感が傷が付き性器カンジタを発症しやすい環境となります。性器カンジタを発症すると、以下のような症状が出ます。

  • 炎症によって赤みやかゆみが出る。
  • 白いカスが出やすくなり、亀頭の下にたまる。
  • 時々、排尿痛がある。

感染すると炎症を繰り返し、徐々にペニスの皮の出口が強く締め付けなっていき亀頭が出ない状態(カントン包茎や真性包茎)になることがあります。

  1. カンジタに感染する。
  2. 亀頭や包皮の炎症を繰り返す。
  3. 皮の出口が狭くなりむけにくくなる。

と症状が進むケースが多く見られます。包茎の状態でない方はカンジタに感染することがほとんどないため、性器カンジタを繰り返す方、それにより皮の出口がせまくむけにくくなってきた方は包茎手術をおすすめいたします。

カンジダ性包茎

私の感覚では、「包茎によって包皮や亀頭が炎症を起こしている」とご相談に来られる方のうち、100名中50名くらいの方がカンジタ性包茎だと思われます。カンジタは一時的に治癒しても発症を繰り返すため、かゆみや排尿痛とずっと長く付き合っていくことを考えると手術を決断されるとよいと思います。

深刻度別のカンジダ性包茎

包茎の状態で性器カンジタに感染すると、皮に包まれた亀頭や皮の内側にカビが増殖しやすい環境となります。包茎の方は皮をむいてもすぐにかぶってしまうため、日常的に蒸れた状態となり菌にとって住みやすい、増えやすい環境となることが原因です。

包皮が炎症を繰り返すことで皮の出口が締め付けるようになり、徐々に硬くむけにくい状態になっていきます。むけにくいとより不衛生となるため、ますますカビが感染し炎症が進む、もっと皮が締め付けるようになる、という悪循環に陥ります。
糖尿型包茎と同様、もともと仮性型だったのに数か月の間に真性型になることも少なくありません。

真性型になってからは手術の難易度がぐっと高くなりますので、カンジタ性包茎の方は亀頭が露出しにくくなってきた、皮の出口が狭くなってきた、と感じたら早い段階で手術を検討なさることをおすすめします。

  • 深刻度1:皮はむけるが亀頭や包皮が赤い。かゆみを生じ、白いカスが出てくる。
  • 深刻度2:赤みが強くなり、排尿痛を伴うこともある。亀頭下の溝に白いカスが常にたまる。
  • 深刻度3:炎症を繰り返すことで皮の出口がむけにくくなってくる。
  • 深刻度4:皮の出口が非常にせまくなりむくことが困難、またはむけない。

カンジダ性包茎

カンジダ性包茎の原因

カンジタはだれもが持つ菌ですが、性器カンジタは亀頭や包皮が傷付くことで発症することが考えられます。

亀頭や包皮が傷付く原因としては、

  • セックスやマスターベーションの際に傷付けてしまう。
  • 入浴時のペニスの洗浄中に爪でひっかいてしまう。
  • 陰毛の毛先で切れてしまう。

などが挙げられます。性器カンジタペニは不潔で炎症が進みやすいため、仮性型からカントン型、やがて真性型の包茎になることが考えられます。

カンジダ性包茎のリスク

カンジタ性包茎で来院される方の多くは、「長い期間炎症を繰り返し、完治しない」「炎症の影響か皮が締め付けるようになってきた」など、状態を長く放置してから来られます。

はじめのうちは「一時的な炎症だろう」と自己判断で軟膏を購入し、毎日塗り続けるものの効果がなく症状が進んでいるケースが大変多く見受けられます。

前述の通り、カンジタ性包茎は放置しておくと徐々に皮の締め付けが強くなり、むけないことでより不潔になり菌が増殖し炎症が進む、さらにむくことが困難になる、と悪化するスピードが加速します。

カンジタ性包茎の完治は、包茎手術がもっとも確実な手段です。長年お悩みの方も多い症状ですが、診察のうえくわしくご説明をお聞きいただけますのでぜひクリニックへご相談ください。

炎症が強く、皮の締め付けが非常に強い状態。

まとめ

  • カンジタ性包茎とは、「包茎のため性器カンジタに感染し、亀頭や包皮に赤み、かゆみが生じる、白いカスが出る、排尿時痛がある」状態である。
  • カンジタは症状を繰り返すため炎症が長期化し、やがて皮の出口の締め付けがきつくなってくる。
  • 皮がむけにくくなるとより不潔になり、炎症進むことでさらに皮の出口がきつくむけなくなる。仮性型からカントン型へ、さらに真性型となっていくため早い段階での治療が望ましい。
  • 重症化したカンジタ性包茎も、包茎手術によって解消される。
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医師 元神 賢太
他院でも治療しきれなかった難易度の高いペニス治療では日本トップクラスの実力を誇るペニス治療の専門家。医療機関アワード「全国最優秀賞」し、TV出演なども多数。 慶応義塾大学医学部卒。慶応義塾大学病院勤務を経て、船橋中央クリニック院長となる。その後、青山セレスクリニック東京青山院、埼玉川口院を開設し理事長として美容治療を提供。 公式サイトURL:http://celes-clinic.com/

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