女性は包茎をどう思っているのか?口には出せない本音特集
こんにちは、船橋中央クリニック・青山セレスクリニック東京青山院・青山セレスクリニック埼玉川口院 理事長の元神賢太です。今回は「女性が包茎について抱いている想い」についてご説明いたします。
この記事の目次
包茎は男性だけの悩みか?
包茎にコンプレックスを抱く男性は大変多くいらっしゃいます。当院だけでなく、多くのクリニックで包茎手術をお受けになる患者様の人数を考えると、相当数の方が悩んでいらっしゃることがわかります。男性が包茎で悩む理由を挙げてみると・・・
- 見た目がかっこわるい。
- 毛を巻き込み不快。
- 皮がむけず、セックス時に痛む。
- 亀頭や陰茎の成長がおさえられ、短小である。
- 亀頭が守られているため、早漏になりやすい。
- 汚れがたまりやすく、不衛生。
などがあります。「わかる、わかる」と共感されてうなずく方もいらっしゃるでしょう。ただ、実は包茎は男性だけの問題ではありません。セックスの際、パートナーである女性はペニスを触る、舐める、膣へ挿入する、という行為をします。女性は「包茎」に対してどのようなイメージを持っているのでしょうか?
女性が包茎を敬遠する4つの理由
前述したとおり、女性はセックスの際にペニスを触る、舐める、膣へ挿入します。そのため、女性は以下のペニスを嫌がります。
- 汚れているペニス。
- くさいペニス。
- 短小で挿入されても気持ちよくないペニス。
- 挿入しても射精が早く、満足できないペニス。
- 挿入すると男性が痛がるペニス。
解説すると1と2は「不潔な状態」、3は「短小」、4は「早漏」、5は「セックスが苦痛」という欠点を持つペニスとなります。上記はみな、包茎のペニスにありがちな状態です。
不潔な状態
包茎で汚れやすいペニスは、シャワーでしっかり洗っても恥垢(ちこう)というペニス特有の汚れがたまっていたり、その臭いがしみ込んでいることがあります。衛生面を大事に考える多くの女性にとって、絶対NGなペニスだと思います。
短小
包茎でペニス全体が皮で覆われていると十分に成長できず、亀頭が小さく、サオが細く、短いペニスのまま成長が止めることも少なくありません。いわゆる短小ペニスを挿入されても、女性にとっては膣を圧迫、刺激されることがないいため満足できません。
早漏
性感帯の集まりである亀頭が日常的に皮で覆われていると、セックスの時に非常に敏感な状態となります。セックスで興奮が高まると余計に敏感な亀頭となり、短時間で射精してしまう早漏状態の方が包茎の場合は多くいらっしゃいます。膣全体を刺激され、長く挿入されることを望む女性が多いため、短小や早漏のペニスは敬遠されてもやむを得ません
セックスが苦痛
上記の5は真性包茎、カントン包茎の方はよくわかる状態だと思います。皮の出口がせまく亀頭が出にくいため、女性の膣に挿入すると無理やり皮の出口が広げられる感覚となり、強い痛みを伴います。セックスを楽しむどころではなく、痛そうにゆっくりと挿入している男性を見ると女性側もさめてしまいますね。
ひとりよがりなセックスをする男性も多いと聞きますが、逆に「女性の性器が汚れている、臭う」、「膣へ挿入しても締まる感じがなく、気持ちよくない」、「セックス中に女性が痛そうな顔をしている」という状態をイメージすると、萎えてしまいませんか?
男性がイヤなことは、女性もイヤに決まっています。特に女性はセックスに衛生面やムードを求めるもの。女性の気持ちを考え、心当たりのある男性は包茎手術を検討なさることをおすすめします。
注意!包茎は性病をもらいやすい!
皮で守られている包茎の方の亀頭は、刺激に弱いだけでなく性病にかかりやすい、炎症を起こしやすい、というデータがあります。尿や汗、垢で汚れやすい部分が皮で覆われ蒸れた状態になれば、普段から露出している亀頭と比較して弱い状態であることは想像できると思います。
男性以上に女性にとって性病の感染はシビアで、出産の可否、子宮頸がんの誘発など非常に重い結果となります。包茎のペニスでどこからかもらってしまった性病を奥様や彼女にうつすと、その代償は大変大きなものとなります。
「包茎のペニスは性病をもらいやすい」ことをご存知の女性も多いため、性病の感染リスクを少しでも回避するために包茎手術は効果的な方法であることを覚えておいてください。
夫婦やカップルでカウンセリングを受けるケースが増加
以前に比べ、夫婦やカップルで包茎手術のご相談に来られるケースがずいぶんと多くなりました。「包茎を指摘すると男性が落ち込むのでは・・・」と考えるよりも、今後二人のためによりよいペニスになってほしいと思う女性が増えてきたのだと思います。私は非常によい傾向にあると思っています。
長年包茎で悩み手術を迷っている男性が多いですが、パートナーの女性から指摘されれば決心しやすくなります。衛生面、機能面、性病リスク回避のために=女性のために、ぜひ包茎手術を前向きにお考えください。


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