【注意点解説】ハイパーVカット法という包茎手術方法はどうなの?
包茎手術で行なわれている「ハイパーVカット法」という包茎手術の方法について解説いたします。ハイパーVカット法は、どのような包茎手術方法で、どんな感じの仕上がりになるのか、また注意点などに関して詳しく解説していきます。

ハイパーVカット法は性感が損なわれない手術方法である
前回のブログでお伝えしましたが、「性感が損なわれてセックスが楽しめなくなるのではないか?」とご心配なさる患者様が大勢いらっしゃいます。今回ご紹介する東京スカイクリニックさんが行っている「ハイパーVカット法」という手術方法も、性感帯である「小帯(しょうたい)」という裏すじを温存する治療方法となります。
ハイパーVカット法の特徴とリスクについて
イラストを見て頂くとわかりますが、皐月クリニックさんの皐月式マイクロVカット法とほぼ同じです。つまり、亀頭直下で治療し小帯を温存させるためにV字でカットする、考え方はどちらのクリニックも同じなのだと思います。

私も過去に実際にハイパーVカット法でお受けになった患者様を数例見たことがありますが、当院の「亀頭直下埋没法」や皐月クリニックさんの「皐月式マイクロカットVカット法」と同様、亀頭直下で皮を除去し縫合する方法でした。裏すじの部分をV字にカットし縫合されており、できるだけ性感帯である小帯を残すようにしている治療法でした。
前回のブログでもお伝えした通り裏すじ側をV字で多く残しすぎると、以下のような欠点があります。
- 裏すじ側の縫合部分が盛り上がる。
- 裏すじ側をV字で切除するため、ピンクと茶色の皮の結合部分がいかにも手術をした状態となり目立つ。
- 裏すじ側の皮膚が多く残すあまり、むくんでふくんだ状態となる。

当院の亀頭直下埋没法だけでなく他院の手術方法もご紹介しましたが、美しい仕上がりの手術として共通するのは以下の内容だと思います。
どの包茎手術でも共通の良い仕上がりになるための3つの条件
- 平常時と勃起時の長さの差、皮の伸び率を計算し除去する皮の長さを決める。
- 亀頭の真下で皮を除去し、縫合する。
- 感覚を損なわないよう、小帯を残すようにデザインする。
文字にするとたった3行ですが、精密なデザイン、デザインに沿って機能を損なわないように切除する技術、治療跡が目立たないように細かな縫合、は担当するドクターの技術、経験、センスが要求されます。包茎手術の結果がサイトの解説通りに美しく仕上がるよう、担当ドクターをしっかり見極めることが大切です。


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